|
|
|
|
|
●素直な詩とメロディー、そして少しハスキーだけど高音のきれいな声がステキ。心が和む音楽です。
●一曲目のAmazing Graceを聞いただけで泣けてしまいました。心を洗われ温かく励まされる歌で涙があふれました。(コンサートの感想)
●過日ラジオ深夜便「心の時代」をお聴きしました。上原様の生い立ち、いじめや差別 にご苦労されたお話しを聞いて胸が熱くなり枕を濡らした感動のひとときでした。普段はラジオのスイッチを入れたまま眠ってしまうことが多いのですがこの時は拝聴できて心が洗われ自分を見つめなおす時間をいただきました。
●上原さんの歌にとても感動しました。「この世に無駄ないのちはない」という言葉に勇気づけられました。今後いろいろなことに悩み落ち込んだ時、上原さんの歌を思い出し、強く生きたいと思います。(高校生より)
●NHKの深夜のラジオ番組で初めて上原さんの歌を聞き、早速沖縄の友人にお願いしてCDを送ってもらい、今それを聞きながら手紙を書いています。私は52才のガラの悪い少しくたびれた中年のオッサンですが、上原さんの歌を聴いていると心が洗われる感じで何故か涙が出てきます。不思議です。やっと手に入ったCD、全部素晴らしいですね。ラジオでも聞いた「生きるってさ」が大好きです。昨日から一日中聞いています。こんなにいい歌を作ってくれて本当にありがとう。これからも人の心を美しくするいい曲を作り、歌いつづけてください。広島の地からいつも応援しています。
◎「涙の理由」 那覇市青少年センター 島袋 良江
「どうしたらこんなに強くなれますか。」
「どうしたらこんなにやさしくなれますか。」
「どうしたらこんなに暖かくなれますか。」 その言葉を心の中で繰り返しながら、歌声の中に包まれていました。
楽しみにしていた青少年センターでの「ミュージック&トーク」。 接待係の担当の私は、「どんな食べ物が好みかしら。どんな飲み物をお出しすれば喉にいいのかしら。そうだ、あれも準備しよう。これも食べてもらおう。」
まるで初恋の人にでも会うような気持ち。でも『カメーカメーおばさん』みたい。なのに、予想外の嵐で中止。外の雨よりも大粒の涙を流しました。
がっかりしていた私に、伊川さんから「西原でコンサートがある。」とのお誘い。「神様を信じてよかった。」と思いながら、あこがれのコンサート会場へ。
伊藤さんには以前、お会いしていましたが、上原さんとは初めての対面。どきどきする私の心をなごませてくれる笑顔で会ってくださいました。
コンサートが始まると、涙の連続でした。私は元々涙もろいのですが久しぶりです。あんなに泣いたのは。そしていつ以来の感動の涙なのかと考えていました。すぐに思い出しました。あれは、私の母校の那覇高校が甲子園出場ということで、野球好きな年老いていますが元気な母へのプレゼントのつもりで、甲子園のスタンドで応援したあの日以来です。沖縄の子どもたちが、大観衆の中で一生懸命プレーし、それを見守る応援の方々が声をからしながら声援を送りつづける姿に、母と共に感動の涙を流しました。その涙がかわいたころ、「このような感動の涙を流すのはいつの日でしょう。」と心待ちにしていましたが、上原さんと伊藤さんとの出会いがその瞬間を早めてくれました。 上原さんの歌声、演奏、語り。そして伊藤さんの美しい手話。白い家のスタッフの皆さんのすてきな笑顔から多くのことを学びました。
私は、青少年センターで専任指導員という仕事についています。その仕事の一つに、巡回指導があります。退学をしている子や喫煙などの問題行動をしている生徒たちに会い、その指導に当たります。その際に気をつけることは、問題行動だけを追及し、注意だけで終わらないことです。問題行動を起こす心の内面 を知り、励まし、未来の可能性を信じる指導をするようにしています。
上原さんのトークの中で、私は出会う子どもたちに伝えたい内容が一杯できました。上原さんから学んだことを、多くの人へ伝えることが、上原さんへのお礼のような気がしたのです。
今、子どもたちは大人が作った環境の中で、生きています。その中には苦しみ、悩み、目標を失い、はずれた道を歩んでいる子どもたちもいます。大人の私たちはそんな子どもたちに、声をかけたり、勇気を与えなければいけません。私は出会う子どもたちを見ながらいつもそう思っています。でも力不足でなかなか思うような結果 がでません。不完全燃焼の日を迎えることもたびたびあります。
上原さんのコンサートから、子どもたちと接するときの基本をつかみました。何度も語りつづけていました「愛」なのです。
「愛」することが子どもたちと私を結ぶ接点であることを、上原さんは私に語ってくれたのです。
ありがとうございます。本当にありがとうございます。
勇気と自信が私の心の中で育っていくのが、鼓動という音に変えて広がっていきます。そして、上原さんが私に感動を与えてくださったように、私も微力ながら子どもたちに何らかのことを伝えていくつもりです。
伊藤さんは、ステージでは言葉を一言も使いませんでした。手話で語りかけていました。でも、私には伊藤さんの多くの言葉が聞こえました。那覇までの帰る道程で、その言葉を思い浮かべていました。「がんばってね。」との言葉がまず聞こえてきました。次に「一生懸命やることが大切なのよ。」と秋の風が運んできました。「子どもの笑顔のために、何かやりましょう。」との声も流れました。
「どうしたらこんなに強くなれますか。」
「どうしたらこんなにやさしくなれますか。」
「どうしたらこんなに暖かくなれますか。」
その言葉を心の中で繰り返しながら、これから私も進んでいきます。草々
◎「感謝を込めて」那覇市青少年センター 伊川 晃夫
上原さんのコンサートから、もう一週間が過ぎました。その一週間の中でいつものように、いくつもの仕事、多くの人との、出会いうれしいこと、楽しいこと、つらいこと、苦しいことが重なり合いながら、私の周りから通 り過ぎていきました。 いつものように朝を迎え、いつものように夜がきて、いつものように一日を振り返らないまま過ぎ去ったこの数年。でもここ一週間の中で、私には大きな変化がありました。一日の終わりに、あの日購入した、上原さんのCDを聞く時間をもったことです。そして上原さんの歌が、声が、音楽が、いや心が、私を包み、明日への希望と勇気を与えてくれるのです。つらいことがあった日には、涙で聴くこともあります。逆にうれしい日のときには、歌っている上原さんに、うれしいことを報告しているのです。きざなようですが、そんな自分が好きになりました。 「感動」という言葉を私は好んで使います。そして「感動」という文字を「汗動」の言葉に変えて、どんなことにも正面 からぶつかり、失敗を繰り返しながら、わずかな成功に喜びを感じます。
私は多くの子どもたちと接触する時間があります。その子どもたちが、目標に向かって汗を流す姿に拍手を送ります。その結果 をたとえだれに評価されないことであっても私は、大きな拍手を送ります。
上原さんのコンサートがあった日、私は多くの「感動」を味わいました。それは上原さんの「汗動」から生まれたものです。
その日、私は朝から自動が遠足の朝を迎えたように、はしゃいでいました。そして、時計の進むのを遅く感じながら、職場の同僚と西原へ向かうころには、もうすっかり興奮していました。会場へ着くなり、ひまわりハウスのスタッフへわがままを言い、上原さんへの出会いの瞬間をもました。若者がアイドル歌手に会う気持ちがわかりました。もうすっかりミーハーです。握手してもらった手から、暖かさとやさしさが伝わってきました。コンサートが始まると、拍手と涙の連続です。
生きることのすばらしさ。日とを思う心の大切さ。愛することの喜び。愛されることの誇らしさ。魅力な歌声。やさしい語りかけ。そのすべてを私にくれた感謝への涙と拍手です。もう一つ涙の理由があります。伊藤さんの手話です。まるで天使が舞うように、そう、エンジェルが地上で踊るように、そして伊藤さんの手から、言葉がきこえてくるのです。魔法の手なのです。音の世界を失った方々へ、音を伝えたいという伊藤さんのやさしさと心の広さが、ステージ一杯に満ちあふれていました。幸いに私は音が聞こえます。でも、仮に音が聞こえなくても、伊藤さんの手から伝わる言葉で、音を楽しむことができたでしょう。 私も伊藤さんのような人になりたい。何度も何度も思いました。 予定していた那覇市教育委員会でのコンサート前日、吹き荒れる空を見ながら、「こんなに楽しみにしていたのに、多くの人が上原さんとの出会いを待っていたのに神様は台風で台無しにするのですか。私の何がいけなかったのですか。」と私は神を恨みました。
でも、神様は私に恵みを与えてくれました。上原さんと伊藤さんとの出会いの時間を作ってくださったのです。私は神に感謝しました。でもすぐに神を裏切ってしまいました。私は欲深い人間です。ステージからの上原さんの歌声は、私だけに歌ってくれるような、私だけに語ってくれているような錯覚におちいり、「この喜びは私だけが味わったほうがいい。」と思ったのです。でも、座る同僚が、「こんなすてきなコンサートを青少年指導員のみんなに聞いてもらいたいね。」との声を聞いたとき、身勝手な私の心を素直に恥じ ました。例えは変ですが、映画の「寅さん」を見て映画館を出るとき、寅さんの気持ちになって、大股で歩き、自由奔放な気持ちになります。そして、「やくざ映画」を見て帰るとき、肩で風を切り、斜めに通 行人を見て歩きます。コンサートを終え、会場から名残惜しそうに帰路へ向かう人たちのみんなは、すがすがしい心で歩いているのです。それは約2時間の間に、「勇気と愛と自信」をもらったからだと、沖縄では少し早い秋のやさしい夜風がそう語ってくれました。 あれから、もう一週間が過ぎました。 あの日の感動が今でも残っています。あの日の手の温もりがまだ残っています。その感動が、その手の温もりが私の宝物として、心に宿っています。いつの日か再開できることを祈りつつ、ワープロの手を休めます。
|
|
|
|